ハブ茶はケツメイシ(決明子)から作ります
畑の土作りのためにマメ科のエビスグサを植えていました。虫も付かず育てやすく、葉の形もきれいで黄色のかわいい花が咲きます。このエビスグサの種は神奈川県の鵠沼海岸にある個性的なミニシアター「シネコヤ」で分けてもらってきたものです。
細長い鞘にたくさんの種ができるのですが、この種が漢方で言われるケツメイシです。この種を煎って熱湯で煮出したものが健康茶でも有名なハブ茶です。
作り方・淹れ方
- よく乾いたエビスグサの種をさっと洗って水気をよく取る
- フライパンに入れて中火にかけ、パチパチと弾ける音がしてきたら蓋をして弱火にする
- 焦げないように揺すりながらパチパチが収まってくるまで煎る
- 熱湯に種を入れて煮出す
最初500ccの熱湯に大さじ1杯を3分煮出したら少し濃すぎるように思えました
翌日500ccの熱湯に大さじ半分にすると、濃さも香りもあり、美味しく感じました
何度か量を調整してご自身の好みの濃さに淹れてみてください
弱火で煎る時、種が弾けるのを待つのに少し根気がいります。この時焙煎している良い香りがしてきます。ただ焦げないように注意してください。
ハブ茶は、煮だしているので色もそうですがコーヒーっぽいところがあります。けれどあっさりすっきりとした味わいです。
ハブ茶の効果
ハブ茶は
- 眼精疲労
- 高血圧
- 更年期障害
- 便秘
などに効くとされています。
元々ハブ茶とは、ハブ草の種子を乾燥させ煎ったものでした。ハブ草の鞘は水平より上を向くのに比べて、エビスグサの鞘は弓なりに下向きに湾曲します。ハブ草は生産性が低いことから、現在では同じマメ科のエビスグサの種子を代用することが主流となっているそうです。
たくさんの効能があるハブ茶を是非作ってみてください。
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